豊富温泉湯治体験記Ⅰ
人生初めての脱ステは、プロトピックとネリゾナからの脱却。
壮絶でした。本当に…
ウォーキングデッドから人間になるまで…半年くらいかかった
山形で湯治して持ち直しました。
プロトピックは本当に大嫌い。あいつのせいで日光湿疹が出るようになりました。
本当に憎い…
山形で湯治し、ブラック会社をやめて、東京から実家に戻り、だいぶ改善したが、
やっぱり温泉から離れると少し悪化する。
以後…弱いし大丈夫だろうと、ロコイド軟膏を塗ったくっていた7年間
この間に実家から離れ、夢をあきらめ、別の職種にうつりホワイト会社に入る。
割と安定していた。
だがついにロコイドが効かなくなる!ステロイドのレベルを上げるのが嫌な自分は
二度目の脱ステに挑戦。2017年のこと
豊富温泉での湯治記録を綴っていこうと思います。
<湯治前 心の準備編>
実家は海の向こう…働かざるもの食うべからず…働きながらの脱ステ…
二度目の脱ステから一か月。
鏡を見るとそこには、落屑だらけの醜い自分がいる。
外に出るのも嫌。
浸出液?リンパ液?よくわからない液体がじわじわでてくる顔や首や耳の裏やら…
風に当たるのも痛い。本当に人に会いたくない。見られたくない。会社行きたくない
超病んでました。アトピーのせいで人生めちゃくちゃだこのやろー
こんな状況で…長距離移動して豊富にいけるのか…
こんなボロボロなのに受け入れてくれるのか…
常に死にたいと思うほどつらいのに…人前にでる勇気なんて…ない
いよいよ体を動かすのもままならず…会社も有休を全部突っ込んだ。
死ぬ前に豊富いくか…
2ちゃんによく「死ぬ前に豊富温泉に行け」と
書かれているため、ずっと興味があったのだが、場所は北海道稚内の方だしちゃんと考えたことはなかった。
だが有休を全部突っ込んだ自分にもう迷いはない
この地獄にたらされてた一筋の蜘蛛の糸のよう
藁をもすがる思いで、ニュー温泉閣に電話して、羽幌号というバスを予約
次の日には豊富に向かった。
バスの中
誰にも話しかけられたくないのに、隣の若い兄ちゃんから話しかけられまくる。
…コミュ力のある、パチンカスだった。
普段は介護の仕事をしていて休みの日には羽幌の方から、
札幌に遠征するのが趣味らしい。
あと車をcustomするのが好きとのこと。
雪国らしく、雪上ドリフトがどうとか…
不毛な会話をつなげ…痒みや痛みを我慢しながら、なんとか会話した…。
パチンカスのくせに…くせにっていうとあれだけど…肌がきれいでうらやましいぜ。
二時間くらい話してたら少し打ち解けて、実家から送られてきた干し芋をあげたら喜んでくれた。
とにかく早く豊富温泉についてほしかった…。
雪上を時速70キロくらいで突き進むバス。
PM11時
吹雪の中、念願の豊富についたのだ。
次回へ続く。